どうも、あきです。
原音設定、お疲れさまでした。休憩はしましたか? 水分はとりましたか? それでは、周波数表ファイルの作成に移りたいと思います。
~⑤の目次~
1.周波数表ファイルとは
2.周波数表ファイルを作ろう
1.周波数表ファイルとは
周波数表ファイルってそもそも何? と思われた方も多いでしょう。周波数表ファイルとは、原音の音程を記録しているファイルです。
UTAU音源は、録音した音源(=原音)をUTAUに読み込ませることで歌わせるわけですが、その過程で、歌わせる音程に合わせて原音の音程を変換、出力しなければなりません。この動作で必要となってくるのが、原音はこの音だよーと教えてくれるファイル、それが周波数表ファイルということです。
まぁ要はUTAU音源を歌わせるときに周波数表ファイルがあるとスムーズに歌わせられるという話です。配布されている音源のフォルダの中に.frqというファイルがあると思います。これが周波数表ファイルです。特別な事情がない限り配布されている音源には確実に入っています。これを今から作っていこうと思います。
※周波数表ファイルを作る際、原音それぞれに対して周波数表ファイルが作られるのでかなり時間がかかります。時間があるときにやりましょう。
2.周波数表ファイルを作ろう
まず原音の入ったフォルダを、音源名を記入したフォルダの中に入れます(後々画面を見やすくするためです)。その後に、音源名のフォルダを、UTAUのフォルダの中にあるvoiceフォルダの中に入れましょう。
utau
∟voice
∟「音源名」
∟(原音の入ったフォルダ)
多音階の方はこう↓
utau
∟voice
∟「音源名」
∟(音階ごとの原音が入ったフォルダ①)
∟(音階ごとの原音が入ったフォルダ②)
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できたら、UTAUを起動します。左上の『ツール』→『原音の設定』を押します。〈原音設定〉という画面が出てくると思うので、その左上の『ファイル』→『別の音源を開く』を押して、voiceフォルダ内に入れたあなたの音源を選択、『開く』を押してください。すると以下のような画面になったと思います。
上の画像を見てください。『周波数表の編集』と『周波数表を初期化』の間に赤い矢印があると思います。ここをダブルクリックしてください。
〈周波数表の一括作成〉という画面が出てきたと思います。赤い字をよく読んでおいてください。読み終わったら、特に理由がない限り、『上書きで全て再作成』にチェックが入っていることを確認して、『実行する』を押してください。これで周波数表ファイルが作成されていくので、コーヒーでも飲みながら待ちましょう。
終わりましたか? では『OK』を押して、一旦UTAUを閉じます。そしてもう一度開きます。左上の『ツール』→『原音の設定』を押し、〈原音設定〉という画面が出てくるので、その左上の『ファイル』→『別の音源を開く』を押して、voiceフォルダ内のあなたの音源を選択、『開く』を押してください。
赤い矢印のところ、『frq』という欄に〇がついていれば、周波数表ファイルがあるということです。
以上で周波数ファイルの作成を終わります。お疲れさまでした。
ここまでくればもう大丈夫! 次回、早速歌わせてみましょう。よろしゅう。
続き→CVVCのUTAU音源を作ろう!⑥~歌わせてみる~ - たんぽぽの備忘録