たんぽぽの備忘録

君もUTAUをやらないか?

CVVCのUTAU音源を作ろう!②~録音~

 どうも、あきです。

 それでは録音作業に移りたいと……思うのですが、その前に。まずは最終確認をしておきましょう。

  • パソコン本体は、使用するマイクを認識していますか?
  • 飲み物は用意していますか?
  • 周囲は静かですか?
  • 『OREMO』、録音リスト、ガイドBGMはダウンロードしましたか?
  • 録音する音程は決めましたか?

 確認大事。以上問題なければ、次にお進みください。

 

~②の目次~

1.録音の前に

2.さぁ、録音だ

3.録音の終了

 

1.録音の前に

 え? 録音は? お待ちください。その前に事前準備が必要になってきます。

 まずは『OREMO』を解凍し、フォルダ内のoremo.exeを起動させます。その際OREMO制作者耳ロボP様への感謝の念を忘れないようにしましょう。

OREMO起動時の画面

 起動するとこのような画面になると思います。ここから設定をしていきます。

 

---『オプション』→『収録後にDC成分を除去』にチェックを入れる

 DC成分って何? と思われた方は時間のある時に調べてみてください。これがあるとUTAUに原音を読み込ませた際、音割れや音程がずれるといった現象の原因になります。

 

---『オプション』→『収録方法の設定』→自動録音の1か2にチェックを入れる

 ここは録音に慣れているかどうかで決まると思います。僕はいつも1にチェックを入れています。理由は録り直しがやりやすいためです。

 

---『オプション』→『収録方法の設定』→ガイドBGMファイルの選択

 自分が録音する予定の音程に合うガイドBGMを選択しましょう。今回は『まいこ製連続音ガイドBGM』の『Rock A』を使用します。

 

---『ファイル』→『音名リストの読み込み』→録音リストの選択

 自分が録音する際に読み上げる予定の録音リストを選択しましょう。今回は『あき式CVVCリスト』を使用します。

 

---『表示』→『音叉窓を表示』

 収録する音階に音叉を合わせておきましょう。音が分からなくなった時に再生して聞くことができるので便利です。

 

---『表示』→F0、パワー、スペクトルの表示

 これは好みでいいのですが、F0はあった方がいいです。それぞれの設定は『オプション』→『詳細設定』でできます。今回はF0とスペクトルを表示させておこうと思います。

OREMO設定後の画面

 上の画像のようになっていれば事前準備はOKです。では、いってみよー!

 

2.さぁ、録音だ

 OREMOの操作方法についてはコチラ↓を参照してください。

OREMO - UTAU音源制作wiki - atwiki(アットウィキ)

 

 録音の流れとしては以下の通り。

  1. 試しに録音して音が入るか確認する。

  2. 確認できたら収録。F0を見ながら音叉窓で聞き比べながら、収録する音程と自分が発声する音程を合わせる。

  3. ノイズや環境音が入ったり読み間違えた場合は即録りなおす。

録音後の画面例

 慣れてきたら②、③の繰り返しになります。疲れた時は休憩大事、口や喉が渇いてきたら水分補給大事。初めての録音であれば細かいことは気にせず録音してみましょう。とはいえ、ノイズは入らなければ入らないに越したことはありません。そこだけでも意識できれば十分。声質や声音を気にするのは慣れてからで大丈夫です。れっつえんじょい。

 

3.録音の終了

 録音終了、お疲れ様でした。『あき式CVVCリスト』『まいこ製連続音ガイドBGM』を使った場合の話ですが、僕は約15分で収録を終えました。何度か録り直しもしている上でこのタイム、流石CVVCといったところです。

 さて、『OREMO』のフォルダ内の『result』に、録音したwavファイルが入っていると思うので、そのwavファイルを別の場所に移動させておきましょう。多音階を録る予定の方は必ず移動させてから次の音程の録音に移ってください。この手順を忘れると次の音程の録音時にせっかく録った音源が上書きされてしまいます。ご注意を。

 

 

 

 録音は以上です。次はノイズ除去作業に入ります。よろしゅう。

 

続き→CVVCのUTAU音源を作ろう!③~ノイズ除去~ - たんぽぽの備忘録