どうも、あきです。
ここでは、録音できたけどoto.iniがないよ! という方に向けて解説していきます。
~④1-2の目次~
1.プラグインを準備する
2.『setParam』を開く
1.プラグインを準備する
まずは事前にダウンロードした『setParam』を解凍します。その際制作者耳ロボP様への感謝の念を忘れないようにしましょう。
次にダウンロードしたプラグイン、『れんたんさん(rentansan)』と『エイリアス複製さん(AliasCopyRename)』を解凍します。もちろん制作者巽様への感謝の念を忘れないようにしましょう。そしたら『setParam』のフォルダ内にある『plugins』というファイルの中に、この二つのプラグインを入れてください。
上の画像のようになっていればOKです。
2.『setParam』を開く
『setParam』のフォルダ内にあるsetParam.exeを開きます。すると〈保存フォルダの選択〉と出るので、録音した音源が入っているフォルダを選択します。
〈原音パラメータファイル(oto.ini)を読み込みますか?〉と出るので、『パラメータを自動的に生成する』を押します。
次に〈パラメータの自動推定〉が出るので、『連続発声データ(setParamで自動推定)』を押してください。
上の画像のように〈連続発声用oto.ini生成〉が出てくるので、収録テンポの欄に収録した時のテンポを、発声開始位置に数値を入力してください。
(発声開始位置の数値がわからない人はコチラ↓のページを参考にしてください。
setParamを使って連続音音源を自動推定する方法 - 巽のブログ
)
入力できたら『収録テンポから各値を初期化』を押します。
その他の設定は収録した音源によって異なりますので、適宜行ってください。
できたら『パラメータ生成』を押します。
上の画面のようになっていると思います。
ここから、生成したパラメータが音源と合っているか確認します。
左上の『表示』→『スペクトルを表示』を押します。すると以下の画面になるはずです。
この時(「- あ」の場合)、『先』と書かれている赤色の線がスペクトル(黒い模様)の始めにあれば、パラメータの生成は成功です(大体でいいです)。
※大幅にずれている場合は、収録テンポの数値が間違っているか、発声開始位置の数値がずれているか、〈自動補正1〉の〈先行発声の移動可能範囲〉の値を小さくする必要がある場合があります。その場合は右上の×を押して、再度『setParam』を起動して、設定しなおしてください。
次のステップに移ります。『ツール』→『原音パラメータの自動推定』→『プラグイン』→『れんたんさん』を押してください。
〈変換モードを選択してください〉の欄で『CVVCに変換する』にチェックを入れてください。
ここで、先頭用CV(「- あ」「-て」等、フレーズの頭に置く音素)を作らない方は、〈CVVC用オプション〉の欄の『語頭エイリアスから「- 」を削除する』と『語頭エイリアス行を単独音パラメータに変換する』にチェックを入れてください。
先頭用CVを作ろうとしている方は〈CVVC用オプション〉の欄の『語頭エイリアス行を単独音パラメータに変換する』のみにチェックを入れてください。
入れ終わったら『実行』を押します。
そしたら次に、『ツール』→『原音パラメータの自動推定』→『プラグイン』→『エイリアス複製さん』を押します。
この画面が出たら、何も触らずに『実行』を押してください。
※この時、エイリアスと音源が合わないという現象を確認しています(エイリアスは「a k」だけど音源が「_あ吸か吐」で「a k」が切り出せないといった具合に)。2024.3.9時点で筆者が調べた限りでは、作成したい音素に対応する音源の行を複製、エイリアスを書き直し設定しなおす手動の方法しかわかりませんでした。有識者の方、いらっしゃいましたら筆者かしの あきまでご一報ください。
最後に、『Ctrl+S』を押してください。すると録音した音源の入ったフォルダの中にoto.iniが保存されます。
これで1-2は終了です。お疲れさまでした。
それではお待ちかねの原音設定に移りたいと思います。(2)の方で解説していきますので、どうぞよろしゅう。
続き→CVVCのUTAU音源を作ろう!④~原音設定(2)前編~ - たんぽぽの備忘録